| 揃いのハッピにお囃子。花火に夜店。【祭り】の時はおこづかいをもらって、何を買おうか、どれを食べようか悩んだものでした。綿飴をとるかフラッペをとるか。おもちゃの指輪はライトが当たってキラキラしていました。お面は不変のキャラクターあり、その年だけで消えてしまうであろうキャラクターありで、なかなか面白いものです。イカ焼きの香ばしい匂いはとても魅力的でした。そういった【祭り】の脇を飾るアイテムは、その期間でないと必ずしも手に入らないものばかりではありません。分かっていながら【祭り】の雰囲気にのまれてついつい・・・・。 |
| 幼い頃の思い出に登場する【祭り】は楽しいハレ(非日常)の出来事でした。何も子どもだけではありません。やけに元気のいい人。親子揃いのゆかたを着てお宮の前で写真を撮っている人。【祭り】を理由に日の高いうちからお酒を飲んでいる人もいます。【祭り】はハレ(非日常)の典型です。 |
| ハレ(非日常)とケ(日常)。高度成長期以前の生活では、ハレ(非日常)の時にしか口にできないご馳走があり、夜遅くまで賑やかに飲食することが許され、とっておきの服を着ることができました。しかし、当時のハレ(非日常)のご馳走も、今日ではスーパーなどで簡単に買うことができるし、ケ(日常)の時に食べています。様々な業種の24時間営業の店も珍しくなくなり、今や「毎日がハレ」と言われています。 |
| そんな時代にあって、大いに羽目をはずし、ハレ(非日常)を満喫できる【祭り】とは何でしょうか? ケ(日常)と異なる特別な時間、晴れ着、ご馳走。あまたある日本の祭りは ―神を迎えて、神をもてなし、神を送る― という流れになっています。古代日本の神は山であったり巨石や奇石であったり、神霊の宿られるものを目標としていました。その場所も山のふもとや湖、島でしたが、おまつりする場所(神社)ができて【祭り】のかたちも一定化していったと思われます。 |
| 【祭り】の時は、信者である氏子以外に住民も参加してまちが巨大なステージと化します。近年では観光客も【祭り】に加わるようになりました。この近年の動きによって、神に奉納するための踊り(芸能)や特別な供物も少しずつ形をかえていることでしょう。 |
| 例えば踊り(芸能)に関しては、観光客向けに日時を設けている地域があります。また、神の乗り物というと御神輿を思い浮かべる方が多いと思いますが、その御神輿を女性も担ぐようになった地域があります。ハレ(非日常)である【祭り】の形態も時代と共に、状況と共に変化してゆくものなのではないでしょうか。しかし【祭り】の高揚感や一体感は健在です。活気・賑わい・勢い・優雅・厳粛・華麗・・・・。【祭り】には実に多くの表情があります。神と人との交流によって生まれる【祭り】。町衆が羽目をはずせる【祭り】から、神秘的な【祭り】までありますが、町衆のハレ(非日常)の舞台となる、そんな【祭り】に注目してみたいと思います。 |
| 曳山のリンク集へ |
| つくりもん(つくりもの)のリンク集へ |
| 一式飾りのリンク集へ |
| だんじりのリンク集へ |