このページの記述は1999年当時のもので、現在の状態を正しく示していない部分があります。
■風を測るには・・・・・・観測地点に必要なもの

 おなじような調査をしてみたいが、どのような手順で計画すればよいか、初期費用・維持費用は、 いくらくらいかかるかなどという質問を受けます。このビワコダス調査に参加して行う場合と、 独自に単独で実施する場合とで構成も異なるでしょうが、必要な機器類の構成概要を説明します。



1.風向風速計

風向風速計が必要です。ビワコダスで採用している、風向風速計は 横河ウエザック製のもので、これは気象庁検定を受けていません6.参照)。 取り付け工事費用は設置場所により異なります。自分でできないことはありませんが、外注すると約20〜30万円程度かかります。

2.パソコン

風観測専用にパソコンが必要です。ビワコダス観測点の多くで使用されている パソコン(ERI型)は、Windows 95/98であれば、だいたい何でもかまいません。 なお、ビワコダス観測点のうち3箇所はメンバーである松井の個人的な研究活動で開発した PC98/DOS (Quick Basic)版(KOMATU型)のシステムで運用されています。DOS版の場合、 RS232C通信(パソコン通信)の安定性が高いのですが、それ1台では自分の観測データを 自分で見られないという課題が残ります。Windows版ではRS232C通信の安定性に若干の問題 がありますが、観測を継続しながらデータをグラフィック表示できます。このあたりのいきさつは 研究報告書第2部第3章(pdf)にも 述べられていますので、そちらを参照してください。

3.電話回線

風観測専用に電話回線が必要です。本システムは、親局から各観測点へ データの回収にまわりますので、観測点では、ダイヤル通話料はかかりませんが、 基本料金は毎月必要です。既存の電話を利用する場合は、 ダイヤルイン番号の取得などの方法が可能かもしれません。 詳しくはNTTにお問い合わせください。

4.ソフトウエア

データ計測・表示用ソフトが必要です。


5.自分でも測ってみたいけど・・・・経費の概算
 これは見積もりではありません。おなじようなことを計画されている方 への情報としておおよその費用を示すもので、販売目的の商品広告ではありません。 なお、ビワコダス調査の機器類は滋賀県立琵琶湖博物館の備品を使用しています。

・風向風速計を屋根の上に設置し、電話回線を引き、コンピュータ(パソコン)が必要です。

5-1)ビワコダスタイプ アナログデータを出力するタイプの風向風速計

ビワコダスで使用しているものと同じタイプ200,000円
AD変換ボード、モデムなどをつけたパソコン400,000円
データ表示用パソコン(上記で兼用)0円
データ計測・表示用ソフト200,000円
 計800,000円

5-2)ビワコダス拡張(HPでデータを公開するとしたら)
アナログデータを出力するタイプの風向風速計

ビワコダスで使用しているものと同じタイプ200,000円
AD変換ボード、モデムなどをつけたパソコン400,000円
データ表示用パソコンWWWサーバー200,000〜400,000円
データ計測・表示用ソフト200,000〜400,000円
 計1,400,000円弱

5-3)デジタルでデータを出力するタイプの風向風速計を使う場合

風向風速計(気象庁検定済み)750,000円
モデム(構内モデム)50,000円
データ表示用パソコンWWWサーバー200,000〜400,000円
データ計測・表示用ソフト200,000〜400,000円
 計1,600,000円弱

6.もし自分のホームページでデータを公表したいときは

 もし、単独で風向・風速を計測し、インターネットで情報提供しようと考えるなら、 (5-3)気象庁検定済み風向・風速計を使うのがベターでしょう。サイトを開設し、 常時データを更新するには、このほかに専用線費用、プロバイダー費用などがかかり、たとえば、 OCNなどを使えば、月額40,000円弱になります。 インターネットなどでデータを公表する場合、その方法と目的によっては、検定済みの機器を使用しなければならず、さらに、 気象庁への届け出(研究報告書第2部第5章(pdf))が必要になる場合があります。

上記で(pdf)とした部分は、琵琶湖博物館研究調査報告書第14号の該当ページにリンクします。
pdfファイルをご覧になるには、Acrobat Reader 日本語版 が必要です。
以下のサイトからダウンロードできます。 http://www.adobe.co.jp/


(編集 佐本泉/中藤教子, イラスト 近藤真規子, 更新 大西行雄(ERI), July 31, 1999)